概要
「RUNNER 321」は、アディダスと FCB Toronto がダウン症(Trisomy 21)のコミュニティの可視化を目的に、世界のマラソン大会にゼッケン番号「321」を毎年神経多様性アスリートのために確保してもらうことを呼びかけたムーブメントです。2023年の Cannes Lions/Direct グランプリを受賞。企画はボストン・マラソン(2022年)での採用を皮切りに拡大し、世界6大メジャー(Berlin/Boston/Chicago/London/New York/Tokyo)が2023年大会で「321」を確保しました(うち4大会は競合ブランドがスポンサー)。
背景・課題
・スポーツ界には「象徴的な番号」が数多くある一方で、神経多様性アスリートは主流スポーツで十分に表象されていない。そこで、Trisomy 21 を表す“321”を新しい象徴番号として、誰もが“見つけられる”参加証にする発想が生まれました。
・2022年3月21日(World Down Syndrome Day/3-21)にローンチ。アディダス初のダウン症アスリート契約となったクリス・ニキックを起点に、メジャー大会へ採用拡大を働きかけました。
施策内容(どう機能したか)
・コールトゥアクション: 各大会に「Bib #321 を神経多様性アスリートのために予約してほしい」と要請。ボストンが最初に恒常化を発表し、以後、世界のメジャーが追随。
・ストーリードライブ: ローンチ映像で“Runner 321”の意味と参加方法を提示。SNS/PRで拡散し、アスリート本人の語りと大会側のコミットをセットで見せる設計。
・ムーブメント化: 2023年時点で数百大会が賛同(例:278大会=当時)。2024年5月時点の報告では327大会/476人のランナーが登録と更新されています。*時点により数字が異なるため併記。



