Annahar Newspaper『Newspapers Inside The Newspaper Edition』| 2022

Rate!

概要
「Newspapers Inside the Newspaper Edition」は、レバノンの新聞 Annahar が言論の自由を可視化するために、自社の紙面を“廃刊となった新聞たち”に明け渡した特別号です。2022年12月12日(同紙の元編集長ジブラーン・トゥエイニ暗殺の命日)に発行され、各見開きがかつて政治的圧力などで閉鎖に追い込まれた新聞の“再現1面”になっており、当時の記者たち自身がその日だけ復活して記事を書く仕立て。2023年の Cannes Lions|Print & Publishing でグランプリを受賞しました。

背景・狙い
・レバノンでは長年、政府や権力を批判するメディア/記者が閉鎖・迫害・暗殺に直面してきました。Annahar は「新聞という媒体そのものの力」で抗し、読者が紙面をめくる行為=消されたメディアの再生になるよう設計。ジブラーン・トゥエイニ暗殺の命日(12/12)に合わせて実施し、メディア危機と検閲の現実を国民的に喚起しました。

何をしたか(体験と仕掛け)
・紙面内に“別の新聞”が出現:読者が開くと、Annahar の見開きごとに休刊紙の完全再現1面が現れる構造。レイアウトや題字も当時のままに再現し、当時の記者が寄稿。デジタル版でも同様に公開されました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です