AnNahar Newspaper『the Elections Edition』| 2022

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概要
レバノンの新聞 Annahar は、選挙実施に必要な「紙とインクが不足」という政府側の言い訳に対し、その日の紙とインクを新聞ではなく投票用紙の印刷に寄付。街頭の新聞ラックには「本日の号は、選挙のために印刷しません」と掲出し、QRコードでオンライン版へ誘導しました。結果、同年のカンヌでPrint & Publishing部門のグランプリを受賞。

背景
・長期の政治停滞と深刻なインフレで社会が疲弊するなか、政府関係者は選挙の延期を示唆。その理由の一つが「投票用紙を刷る紙とインクがない」でした。Annahar は創刊88年で初めて“印刷を止める”という行動で、選挙の実施を促すメッセージに転換しました。

アイデア&実施
・行動そのものが広告:新聞を刷らず、その資材を政府系の印刷所へトラックで搬入。街頭の空の新聞ラックに説明カードを掲出し、オンライン版(特設面)へアクセスさせました。実施は 2022年2月2日。
・メディア体験の再設計:紙の新聞を“欠席”させることでニュース性を生み、オンラインに読者を移し替える構造に。

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