Apple『Escape from the Office』| 2022

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概要
Appleの長編広告シリーズ「Apple at Work – The Underdogs」第3弾。約9分のショートフィルムで、4人組の“負け犬チーム”がブラック上司の職場から脱出し、起業に踏み切るまでをコメディ調で描く。Cannes Lions 2022のFilm部門で、Channel 4「Super. Human.」と並ぶダブル・グランプリを獲得。制作は Apple(Sunnyvale, in-house)× SMUGGLER Central LA、監督は Mark Molloy。

背景
・物語は“Great Resignation(大量離職)”という社会潮流を踏まえて設計。仕事のやり方・働く場所が再定義される中、小さなチームでもテクノロジーで起業できるというムードをすくい上げた。

施策の中身(ストーリー×プロダクト)
・ストーリー:4人は会社を飛び出し、環境配慮と強度を両立した買い物袋「BetterBag」の事業化に挑む。企画・資金繰り・調達・子育てや家事との両立…という“起業のリアル”を、テンポの良い群像劇で見せる。
・プロダクト統合:作中の行動はすべてAppleのデバイス&サービスで完結。AirDropでのWi-Fi共有、Group FaceTime、ハンズフリーSiri、AR活用などをさりげなく差し込み、加えて中小企業向けの「Apple Business Essentials」(デバイス管理・24/7サポート・iCloudストレージのサブスク)を提示して、“働き方のOS”としてのAppleを示した。
・公開:2022年3月10日に公開(YouTube/Appleのビジネスサイト)。

なぜ効いたか(クリエイティブ視点)
・“機能説明”を“人間ドラマ”に翻訳:AirDropやFaceTimeなど地味に効く機能を、起業の混沌に埋め込み物語の必然として体験させた。
・時代感との一致:大量離職と小商いの機運という社会の空気に乗せ、Apple Business Essentialsで実装可能性を裏打ち。
・シリーズ資産の継承:既存ファンを抱えた「Underdogs」世界観を拡張し、“働く=Apple体験”というブランド文脈を継続的に強化。

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