Apple / HomePod – Welcome Home | 2018

Rate!

施策の概要
“Welcome Home”は、Apple HomePodのためにTBWA\Media Arts Lab(LA)が制作した4分の長編フィルム広告。監督はSpike Jonze、主演はFKA twigs、楽曲はAnderson .Paak「’Til It’s Over」。疲れて帰宅した彼女が「Hey Siri, play me something I’d like.」と声をかけると、音楽に呼応して部屋そのものが伸び、広がり、折りたたまれていく——“音が空間を拡張する”体験を物理セットの変形で見せ、HomePodの没入感を物語化した。公開は2018年3月。

戦略・狙い
・スマートスピーカーの機能訴求を“スペックの列挙”ではなく、音楽が人の気分と世界の見え方を変えるという普遍の情緒で描写。長尺オンライン動画を中核に、映画的クオリティと新曲の初出(.Paak)でカルチャー文脈に乗せて話題化し、音声UIへの“自然な導入セリフ”も物語に溶かし込んだ。

なぜ評価されたか
1)プロダクト体験の映画化:音の“広がり”を空間の拡張という比喩で可視化し、プロダクト価値=感情変容として描いた。
2) カルチャーとの強い結合:新曲・ダンス・美術の総合芸術としてミュージックビデオと広告の境界を更新。
3) クラフトの説得力:実写主体の物理セットにこだわることで“本当に起きている”手触りを獲得し、再生数以上に長期的なブランド好意を醸成した点が審査で高く評価された。

受賞(Cannes Lions 2018)
本作はEntertainment Lions for Music のグランプリを受賞。さらに本作として複数のLions(Gold/Silver/Bronze)も獲得している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です