概要
「MouthPad^」は、MIT発スタートアップ Augmental が開発した口腔内ウェアラブル(“口蓋に装着するスマート・リテーナー”)で、舌・頭の動き、噛む/息の操作をポインタ操作やクリックに変換し、PC/スマホ/タブレットをハンズフリーで操作できるようにする新しい入力デバイスです。2023年カンヌライオンズでは Innovation Lions グランプリを受賞。ブランド/体験面は Wunderman Thompson Lima(現 VML)が支援しました。
何が新しかったのか
・“口の中のタッチパッド”という発想:口蓋に密着するカスタム3Dプリントのマウスピース内部に、圧力センシング付きのタッチパッド+BLE等を封入。機械学習で舌の位置・圧力や頭部動作、呼吸などを解釈し、スクロール/クリック(ドラッグ/右クリック等)へ変換します。発話や呼吸を妨げず、視線・音声入力の弱点(疲労・誤作動・環境依存)を補う設計です。
・“誰のため”を起点にした包摂的デザイン:手指に制限のある人(脊髄損傷、ALS 等)の日常的なデバイス操作の自立を主目的に開発。既存の支援技術(音声、スイッチ、視線)と併用でき、図書館や公共交通など音声を出しにくい環境でも自立操作を可能にします。



