概要
Björkの「Notget」を、“その場で変化する”リアルタイムVRとして構築。観客はHTC ViveでBjörkのアバターの周囲を歩き回り、暗闇から“発光体”へと変態するパフォーマンスを体感する。2017年カンヌでDigital Craft Grand Prix受賞。背景/課題
・アルバム『Vulnicura』の楽曲群をVRで再解釈する巡回展「Björk Digital」の一環として開発。Iceland Airwaves 2016でVR版が先行公開され、のちにロンドンのSomerset House展でも披露された。2017年には一般視聴向けの映像版も公開。アイデア/体験設計
・リアルタイムVR:事前レンダの映像ではなく、90fps超で駆動するインタラクティブな“生”の表現。観客はBjörkの周囲を回遊でき、見るたびに印象が変わる。
・変容のドラマ:Björkのアバターが黒い闇の存在→光を帯びた存在へと変態。James Merryのマスク表現が象徴性を強める(“蛾の女神”のような造形)。制作と技術(抜粋)
・制作:Analog London(VRクリエイティブ/開発)。監督はWarren du Preez & Nick Thornton Jones。クリエイティブ・ディレクション:Björk/James Merry。The ImaginariumでBjörk本人のモーションキャプチャを収録。
・技術要素:HTC Vive向けにカスタムシェーダを実装し、物理計算のGPU化で品質とフレームレートを両立。Houdini/3ds Maxで造形、V-Rayのフォトリアル要素をベイクしてシェーダにブレンド。受賞・評価
・Cannes Lions 2017 – Digital Craft Grand Prix(“視聴のたびに変わるリアルタイムVR体験”として評価)。



