何をしたか(概要)
2020年夏、抗議デモの際に店舗を覆っていたベニヤ板(plywood)に市民が書いたメッセージを「投票登録ブース」やOOHに再生。QRコードでの即時登録も組み込み、投票率の低い地域に実装して、路上の声を“投票行動”へ橋渡ししたシティ・イニシアティブ。のちにダレイ・プラザなどにも設置された。
背景と狙い
・ジョージ・フロイド殺害後のシカゴでは多くの店が板で封鎖され、その板は「破壊の象徴」と見なされがちだった。市はそれらを「Boards of Change(変化の板)」として再定義し、路上に刻まれた“正義と連帯”の声を投票所へ運ぶことを狙った。プロジェクトは当初、2020年国勢調査と選挙参加の促進を目的にローンチされ、When We All Vote(ミシェル・オバマ設立の投票推進団体)とも連携した。
なぜ効いたか(示唆)
・象徴を手段に変えた:破壊の象徴だった板を、民主参加のインフラへ再設計。シンボルと機能の一致が強い共感を生んだ。
・摩擦ゼロの登録体験:街角のOOHにQRで即時登録を直結し、意思→行動の距離を縮めた。
・“低投票率エリア”に的を絞る:配置戦略でメディア効率と社会的インパクトを両立。
受賞(Cannes Lions 2020/2021)
・Media Lions:Grand Prix(市のイニシアチブとして選挙参加を大きく伸ばした点が評価)。
・Titanium Lion を含む計14個のLionsを獲得(Gold×4、Silver×4、Bronze×4 など)。



