概要
ロイヤリティ施策「Rewards by Harvey Nichols」のローンチに合わせ、実店舗(ナイツブリッジ店)で実際に検挙された万引き犯のCCTV映像を編集した90秒フィルムを公開。顔はアニメ風のキャラクターで匿名化し、最後に「Love freebies? Get them legally.(タダが好き? 合法でね)」と“アプリで合法的に特典を”と結ぶ構成。
狙い
“人はタダが好き”というインサイトを逆手に取り、違法な「ただ取り」→合法な「リワーズ」へ欲求を言い換える。ブランドの辛口ユーモアで話題化しつつ、アプリの価値(特典がもらえる)を一撃で理解させる。
どう実装したか
・ローファイ×本物の映像:高級百貨店らしからぬ“荒いCCTV”の生々しさと、キャラ顔の軽妙さを掛け合わせ、最後の一文でベネフィット提示。
・統合展開:TV/オンラインのほか、プリントや店頭でも“合法でフリービーを”と訴求し、ダウンロード導線を敷いた。
成果・受賞
・Cannes Lions 2016 Film部門 グランプリ(加えてPromo & ActivationでBronze)。“本物の監視映像を広告に転用”という逆転の発想が評価された。
なぜ効いたか(クリエイティブの肝)
・”違法な欲望”のリフレーミング:万引き=フリーの欲求を否定せず、合法の受け皿(Rewardsアプリ)に転写。ベネフィットが記憶に残る一行に落ちる。
・ローファイの説得力:本物のCCTVだからこそ“目が止まる”。キャラ顔で不快感と倫理リスクを緩衝し、ブランドらしい毒気だけを残した。
・”落ち”がプロダクトに直結:ラストの「Get them legally」がアプリ価値のコア(合法的な特典)そのもの。話題→行動(DL)に素直につながる。



