施策の概要
・Trash Islesは、LADbible と AMV BBDO London が環境団体 Plastic Oceans Foundation と組み、北太平洋の巨大な漂流ゴミ帯を「国家」として国連に認めさせることを狙ったアクティビズム・キャンペーン(2017年始動)。国連への独立宣言の提出(World Oceans Day / 2017年6月)と並行し、旗・パスポート・切手・通貨(“Debris”)まで揃えた本格的な“国家ブランディング”を構築。元米副大統領のAl Goreを最初の名誉市民に迎え、賛同者はChange.org で「市民登録」できる設計とした。
ねらいと戦略
・「フランスの大きさ」と言われても伝わりにくい海洋プラ問題を、“国になる”=法と外交の文脈に載せることで緊急度を可視化。市民登録(署名)をコアKPIに据え、著名人の象徴参加(Al Gore=初代市民、Judi Dench=“女王”、Dwayne “The Rock” Johnson=“国防相”など)で話題化と信頼性を同時に獲得した。
なぜ評価されたか(要点)
・問題の再フレーミング:数字で届きにくい環境課題を、国際法と国家のメタファーで一撃可視化。
・行動設計の明確さ:“市民登録=署名”の一手に集約し、拡散と参加を同時に駆動。
・カルチャー&信頼の両輪:著名人の“役職付与”と本格的なビジュアル・クラフトで虚構を“社会的現実”に近づけた。
受賞(Cannes Lions 2018)
・Design Lions:Grand Prix(AMV BBDO / Plastic Oceans & LADbible)。
・PR Lions:Grand Prix(同キャンペーン。週内2冠目)。



