何をしたか(概要)
クレジット/デビットカードの券面に「法的氏名でなく“選んだ名前(Chosen Name)”をそのまま表示」できるようにした、マスターカードの制度・プロダクト変更。トランスジェンダー/ノンバイナリーの人々が“デッドネーム”で呼ばれる危険や屈辱を避けられるよう、GLAADと連携しながら設計された。
背景・課題
・本人の見た目(プレゼンテーション)と身分証の氏名・性別表記が一致しないと、32%が嫌がらせやサービス拒否、暴力に遭ったという調査がある。金融包摂を掲げるブランドとして、“カードを出すだけで危険に晒される”という日常の痛点を解消する必要があった。
なぜ効いたか(示唆)
・広告でなく“規約の変更”:メッセージではなくプロダクト/制度を変えたため、生活リスクを直接下げられた。
・当事者起点+パートナー連携:当事者の体験を核にGLAADと協働、表現と運用の両面で“尊厳”を担保。
・業界波及:他社の実装を促す基準になり、“受容”を市場レベルで拡張。
受賞(Cannes Lions 2020/2021)
・Brand Experience & Activation Lions:Grand Prix



