概要
「Air Max Graffiti Stores」は、Nikeの新作Air Maxの“ドロップ文化”をサンパウロのストリートに溶け込ませ、街の壁画そのものを“店舗”に変えたAKQA São Pauloのキャンペーン。グラフィティの人気キャラクターの足元に最新Air Maxを描き足し、現地で壁画を訪れるとジオロケーションでNIKE.COMの限定先行購入が解錠される仕組み。街区ごとに週替わりでドロップを展開した。
インサイト/アイデア
・Air Maxはストリート文化の象徴であり、その文化的“現場”=グラフィティと結びつけることで、メディア投下に頼らずに欲望と導線を同時に設計(“壁=店頭化”)。サンパウロでは行政による白塗りで多くの壁画が消されていた文脈も踏まえ、地元コレクティブ(InstaGraffiti)と組んで既存作品の“足元”だけを更新。のちに知事の文化財損壊有罪判決を受け、消されたキャラクターを復活させる流れも生まれた。
仕組み/実装
・既存の人気壁画キャラクターに実在の新作Air Maxを描き足す
・各地区で“週替わりドロップ”を実施し、壁画前の来訪者にだけモバイル上で購入を解錠(ジオロケーション連携)
・壁画ごとにキャラクターが動き出す専用映像も用意し、発見→購入→共有までを一連の体験として設計。これによりオンライン小売を“文化体験”に昇華し、壁画=店舗という新しいメディア化を実現した。
受賞
・カンヌライオンズ2019「Media Lions」グランプリ(Social Behaviour & Cultural Insight)



