これは何か(概要)
Nikeの「Just Do It」30周年を起点に展開した“Dream Crazy”シリーズを核とするブランド・プラットフォーム。コリン・キャパニックを語り手に起用した長編フィルム「Dream Crazy」(2018)と、彼の顔に「Believe in something. Even if it means sacrificing everything.」を重ねた屋外ビジュアル(OOH)を中心に、翌年には女性アスリートに焦点を当てた「Dream Crazier」へ拡張。Cannes Lions 2021では本プラットフォームを「Crazy Dreams」名義でCreative Effectiveness部門グランプリに再表彰された。
背景・狙い
・社会分断が強まる米国で、社会正義の象徴となったキャパニックのスタンスに寄り添う大胆な意思表示を実行。“賛否を恐れず、信じることに賭ける”というメッセージで、Nikeの長年の合言葉「Just Do It」を現代的な“態度”へアップデートし、若い支持層との結束を狙った。
なぜ効いたか(示唆)
・ブランドの“態度”を行為化:キャパニックを前面に据えることで、価値観の選択を明確に表明し、JDIを行動原理として再定義。
・ストーリーテリングの普遍性×象徴性:多数の実例を束ねる長編と、一枚の強いOOHの“面と点”の設計で、共感と議論を同時に生んだ。
・シリーズ運用による持続:「Dream Crazier」など継続章で領域を広げ、短期の話題→長期の効果(効果測定でのGP)へ接続。
アワード(当時と後年の効果検証):
・2019:Outdoor GP/Entertainment for Sport GP。
・2021:Creative Effectiveness GP(“Crazy Dreams”名義で成果を評価)。



