Nike『Just Do It HQ At the Church』| 2018

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概要
「Just Do It HQ at the Church」は、ナイキがシカゴの廃教会(Church of the Epiphany)をバスケットボール拠点にリノベーションし、地域のヤングアスリートのための夏季トレーニング施設として開放した“場づくり”プロジェクト。実施は2018年8月、実装はMomentum Worldwide(ニューヨーク/トロント)。歴史的な建築要素(ステンドグラスやヴォールト天井)を残しつつ、フルコート/ロッカールーム/ジムを新設し、“次世代を鼓舞する”ブランドの約束を都市の実空間で体現した。

インサイト/アイデア
・シカゴはバスケットボール文化の聖地でありながら、若年層が安全にプレーし鍛えられる“質の高い場”は限られる——そこでナイキは、象徴性の強い教会を“コミュニティのバスケ聖域”へと転用。広告やイベントではなく、実在する空間と日々のトレーニング体験でブランド・スタンスを示す“フィジカル・アクティベーション”に振り切った。

組み/実装
・期間:2018年8月の1か月(週末は一般開放、平日は地元の中高生・学校利用が中心)。
・プログラム:エリート育成トレーニングに加え、ワークショップやクリニック、プロ選手のゲスト来訪などを実施。
・空間デザイン:保存されたステンドグラスや木梁天井の上に、カスタムのコートライン、照明演出、ロッカールーム意匠(ステンドのモチーフを引用)を重ね、歴史と現代的なクラフトを融合。

反響・評価
・プロジェクトは建築・デザイン媒体でも広く取り上げられ、“空間そのものをメディア化したブランド行動”として評価。Industry Craft審査では、地域の若者に開かれた希望と職人性の両立、そしてロゴ頼みでない繊細な実装が高く称賛された。

受賞(Cannes Lions 2019)
Industry Craft Grand Prix。

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