背景・目的
ブラジルには約3,000万匹の保護犬がいると言われ、その大半(約90%)がミックス犬であるにもかかわらず、純血種より里親が見つかりにくい現実がある。国民的ミームでおなじみの“Vira-Lata Caramelo(キャラメロ)”も正式な〈犬種〉ではないためドッグショーに出場できず、社会的ステータスを得られない──この構造課題を可視化し、「雑種こそブラジルらしさの象徴」と再定義するのが狙い。アイデア・実践の流れ
・SNSトリガー:動物愛護家タタ・ヴェルネックが「雑種はショーに出られない」と抗議する動画を投稿→瞬時に話題化。
①DNA研究で“キャラメロ標準”を確立(350匹を解析)し、
②Caramelo Kennel Clubという飼い主コミュニティを創設、DNAベースの血統書を発行、
③Caramelo Dog Showという“雑種限定ドッグショー&大型譲渡会”を開催、
④Pedigreeパッケージをキャラメロ柄に刷新
──“Pedigree がキャラメロにペディグリー(血統)を与える”という逆転発想でブランド名をダブルミーニング化した。・制度ハック型の変革:世界最大の犬協会 FCI が「キャラメロをはじめとする混血犬のショー参加を容認」と発表──ドッグショーの制度そのものを変革。
