概要
・「RENAULT PLUG-INN(Plug Inn)」は、EV普及の最大障壁だった充電インフラ不足を“広告”ではなく仕組みで解決しようとした取り組み。
・自宅充電器を持つ生活者=ホストと充電したいEVドライバーをマッチングする P2P(家庭用)充電のマーケットプレイスを立ち上げ、フランス各地(とくに充電空白地帯)で体験を提供しました。
・この施策は Cannes Lions 2023/Creative Strategy グランプリを受賞。審査員は「プロダクトカテゴリを再定義し、インフラ課題をビジネスで解く戦略」と評価しています。
課題背景
・EVは増えているのに、公共充電が追いつかない:フランスではEV 約100万台に対し公共充電は約8万基(当時)。“どこで充電できるのか”という不安が長距離移動や地方旅行の抑制要因になっていました。
アイデア/戦略
・既存資産の再配分:各家庭に眠る私有の壁掛け充電器を“開放”してもらい、アプリで検索→予約→決済まで完結。ホストは収益化でき、ドライバーは低コストで確実に充電ポイントを確保。
・スケール仮説:家庭用充電を束ねれば、最大で約47.5万カ所の“新しい充電ポイント”が生まれ得るという視座で設計。
・ブランドの再定義:クルマを売るだけでなく、モビリティの“基盤”を作る存在へ。Creative Strategy部門で評価されたのはこの事業発想でした。



