Wavio『See Sound』| 2019

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概要
「See Sound」は、聴覚障がいのある人の“暮らしの気づき(situational awareness)”を補うために、WavioとFCB系のArea 23が開発したスマートホーム向け“音認識デバイス”。家庭内のさまざまな音をAIで識別し、スマホなどに通知する“家庭用ヒアリング・システム”として設計され、Cannes Lions 2019ではInnovation部門のグランプリを受賞した。

インサイト/アイデア
・従来のアクセシビリティ機器は、ドアベルや火災報知器など“単機能の通知”に留まりがちだった。See SoundはAIによって日常の約75種類の音を見分け、意味づけして知らせる“オールインワン”の仕組みを提示。Google Audio Set(元データはYouTubeの10秒音源)に含まれる“2百万超のクリップ”を活用した学習設計が、Innovationでの評価の決め手になった。

仕組み/体験設計
・小型デバイスが周囲の音を検知→内蔵モデルが推定→ユーザーのスマホやスマートデバイスへテキスト中心の通知をリアルタイム送信する。複数の“家庭内の音”を区別して可視化できる点が特徴で、既存の単用途アラートとの差別化につながった。

受賞・評価
Cannes Lions 2019Innovation Grand Prixに加え、当年にGold/Silver/Bronzeを各1つずつ、Shortlistを4件獲得している(公式DB集計)。また、Deaf創業のスタートアップによる“カンヌのGP受賞”としても報じられ、アクセシビリティ×スマートホームの方向性に強い追い風を生んだ。

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